すばる 2024年11月号
発売日:2024年10月4日
価格:定価1,100円(税込)
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「すばる」から生まれた本
文学賞
特集
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梅佳代 ルポ「のと2024」
2024年1月1日、写真家・梅佳代氏の故郷である能登半島が、マグニチュード7.6の大地震に見舞われた。家族の安否を確認し、避難所に物資を送ることしかできなかった2か月間ののち、「被災地」となった故郷を震災後はじめて訪れたのが3月のこと。変わり果てた故郷に言葉を失いながらとにかくシャッターを押したその日から、「写真で残しておかないと」という思いは離れた土地に暮らす間にも膨らみつづけ、今回は、生まれ育った能登町だけでなく輪島や珠洲にも足を延ばした。「この場所に生まれていなかったら写真家にならなかったと思う」という唯一無二の故郷・のと、その変わってしまった風景と、そこで営まれる人々の生活、「いま」を記録する。
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『虚史のリズム』刊行記念対談 奥泉 光×小川 哲
壮大な物語世界を、お二人はどのように言葉で立ち上げているのでしょうか。大森望さんを司会に迎え、じっくり語っていただきました。
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『みどりいせき』刊行記念対談 大田ステファニー歓人×豊﨑由美
このほど、すばる文学賞を受賞してデビューした大田ステファニー歓人氏の『みどりいせき』が、第三十七回三島由紀夫賞に輝いた。 『みどりいせき』に早くから注目してきた書評家の豊﨑由美氏が作家と出会い、その誕生を寿いだ今年三月のジュンク堂書店池袋本店でのトークイベントを、再構成して載録する。
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『グリフィスの傷』刊行記念対談 千早茜×石内都
不注意、事故、性暴力、整形など、さまざまな傷をめぐる十の物語を集めた短編小説集『グリフィスの傷』。作者の千早茜さんが着想源にしたのは、世界的写真家の石内都さんの『Scars』や『INNOCENCE』という傷痕をテーマにした作品群です。日頃から交流を重ねているお二人ですが、今作品の背景や傷痕に対するお互いの考察、書くことや撮ること、そして千早さんが尊敬する石内さんに、この機会に聞いておきたかった読書体験や人生のことなど、じっくりと語り合っていただきました。
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