特集一覧
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『わたしに会いたい』刊行記念インタビュー 西加奈子
コロナ禍で感じたこと、カナダで過ごしたこと、がんになったこと……。自身の体験や記憶を種に生まれた、パワフルで光に満ちた八つの物語。普段は長編を中心に活動する作家の短編集には、長編にはない“効きの強さ”が宿っていた。
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『最愛の』刊行記念対談 上田岳弘×高橋一生
今年九月、最新刊となる長編『最愛の』を刊行した上田岳弘さん。上田作品を読み込んでこられた俳優・高橋一生さんをお迎えし、これまでのお二人のお仕事や新刊について、そして現代社会に対して抱く危機感と、創作/表現の未来について、深く語っていただいた。
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『江戸POP道中文字栗毛』刊行記念対談 児玉雨子×三宅香帆
作詞家・小説家の児玉雨子さんの新刊『江戸POP道中文字栗毛』が発売されました。児玉さんが近世文芸に心惹かれていた理由がエッセイとして軽快に書かれ、大胆に解釈が加わったリメイク小説には現代に通ずるものがあります。同じく『妄想とツッコミでよむ万葉集』、『(萌えすぎて)絶対忘れない! 妄想古文』などで、和歌や平安朝の物語を中心に古典の魅力を世に伝える著書を発表してきた三宅香帆さん。おふたりが語らう中で「推す」時代が違うからこそ見えてきたものとは──。
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『フェルナンド・ペソア伝 異名者たちの迷路』刊行記念対談 澤田直×山本貴光
長年ペソア作品を日本で紹介してきた澤田直氏がこのほど『フェルナンド・ペソア伝 異名者たちの迷路』を上梓したことを機に、自身もペソアに深く魅せられてきた文筆家でゲーム作家の山本貴光氏が、その創造世界について著者の澤田氏と語り合った。
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『いい子のあくび』刊行記念対談 高瀬隼子×ひらりさ
互いの作品の感想から社会や周囲の人間に対して抱く感情についてまで、広く語っていただきました。
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『流れる島と海の怪物』刊行記念対談 田中慎弥×宇佐見りん
作家として、またそれぞれの読者として、”強靭”な文体を持つ二人が初めてじっくり語り合った。
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『M』刊行記念対談 岩城けい×小島慶子
『Masato』『Matt』に続く三部作の完結編『M』の刊行を記念して、デビュー作『さようなら、オレンジ』から岩城さんの著作を読んでいらした小島慶子さんにご登場願い、お互いの作品や文化・教育における日豪の差異について語っていただきました。
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『時々、慈父になる。』刊行記念対談 島田雅彦×金原ひとみ
お二人は母娘/父子を描くことで何を映し出そうとしているのか。私小説にとっての真実とは何か。お互いの近作について語り合う。
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『鈍色幻視行』『夜果つるところ』刊行記念対談 恩田陸×松浦寿輝
恩田氏が長年作品を愛読してきた松浦寿輝氏と、書くことと読むこと、創作について多角的な方向から語っていただきました。
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石田夏穂『黄金比の縁』刊行記念インタビュー
石田夏穂さんの『我が友、スミス』はデビュー作にして第一六六回芥川賞候補にも選ばれた話題作でした。注目の新刊『黄金比の縁』で題材に選ばれたのは人事部採用担当の世界です。人が人を選ぶという行為の奇妙さを石田さんはどのように描くのでしょうか。
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『人類三千年の幸福論 ニコル・クーリッジ・ルマニエールとの対話』刊行記念対談
今回、ニコル氏が仕事で来日し、コロナ禍を挟んでお二人の久しぶりの再会を機に、本一冊ではまだまだ話し足らないと、幸福論の続編を敢行することに。
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わたしたちとフェミニズム
もっと知り、もっと考えるために。わたしたちが新しい「目」や「声」を獲得することで、少しでも明日が変わるように。「すばる」掲載時に話題を呼んだフェミニズム関連の記事を、随時公開します。