特集一覧
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『劇場という名の星座』刊行記念対談 小川洋子×河合祥一郎
小川洋子さんの新刊『劇場という名の星座』は、昨年二月末に一時休館となった帝国劇場を舞台にした小説集です。
シェイクスピア研究・翻訳の第一人者である河合祥一郎さんは自ら公演を主催するほどの演劇ファン。ともに舞台芸術に魅了され、言葉の世界を探求されているお二人の話は尽きることがありません。当日の対話の様子をお届けします。 -
『夜なのに夜みたい』刊行記念対談 岡野大嗣×津村記久子
岡野大嗣さんの新刊『夜なのに夜みたい』は、頭に描いたものと目で見たものの「差分」を書き留めた言葉のスケッチ集。たとえば、見上げた月の大きさや、いつかの教室に西日が射していたこと。日常に潜められたささやかな感動や季節の移ろいが、短歌と散文、二つの言葉で鮮やかに切り取られています。そんな本作に「記憶のトリガー」を引かれたと話すのが、やはり日々の生活における小さなおかしみを掬い取ってこられた津村記久子さん。今回は、ともに大阪出身で音楽愛好家と共通点の多いお二人に、作中に覗く街並みや思い出についてたっぷり語っていただきました。
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『外の世界の話を聞かせて』刊行記念対談 江國香織×井戸川射子
江國香織さんの新作長編『外の世界の話を聞かせて』が刊行されました。対談のお相手は小説家で詩人の井戸川射子さん。「膨張」でデビュー以降、ショッピングモールや団地などさまざまな場所を舞台に、そこに佇む人々の痕跡を掬い上げてこられました。井戸川さんにとっての江國作品は、長年の愛読書であり、文章を書き始めるきっかけでした。江國さんは、井戸川さんが書き留めるディテールに魅了されたそう。おふたりのはじめての対話をお届けします。
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『超巨大歩行機ゴリアテ』刊行記念対談 椎名誠×高田晃太郎
椎名誠さんのSF小説集『超巨大歩行機ゴリアテ』が刊行されました。本作では、「北政府」から元傭兵・灰汁が再登場。シーナSFの荒廃した世界で逃避行が始まります。
対談のお相手は、ロバを相棒に旅をしている高田晃太郎さん。イランやモロッコ、トルコの旅を綴った『ロバのスーコと旅をする』が大きな話題となりました。帰国後に栃木県でロバのクサツネと出会い、約一年二か月かけて本州を横断、九州で折り返し北海道まで歩き、その記録を『ロバのクサツネと歩く日本』にまとめられています。
ひとりで、あるいは仲間や動物と、世界中の道を歩いてきたおふたりに、これまでの旅を振り返っていただきました。 -
『カンザキさん』刊行記念対談 ピンク地底人3号×鳥山まこと
ブラック配送会社を舞台に、不条理と暴力の坩堝で翻弄される青年の懊悩を描いた、ピンク地底人3号さんの『カンザキさん』。そして、一軒の「家」をめぐる住人たちの時を超えた記憶を、豊穣な語彙で建築物のように紡ぎ上げた、鳥山まことさんの『時の家』。両作は第47回野間文芸新人賞を同時受賞しました(のちに鳥山さんは同作で第174回芥川賞も受賞)。
選考委員も「好対照」と評した二作を、それぞれ劇作家、建築士という全く異なるバックグラウンドを持つふたりはどのように生み出し、どう読んだのか。贈賞式から間もない高揚感のままに、語り合っていただきました。 -
『恋恋往時』刊行記念対談 温又柔×成田龍一
長らく歴史学の側から戦後の日本をとらえ直し続けてきた成田龍一さんは、温又柔さんの作品からたくさんのことを教わり続けていると語る。学者が常に対峙してきたものの解き得なかった問題に、文学にしか可能ではない方法で光をあてるのが温さんの小説だというのだ。日本語が話される空間にある見えざる権力関係。日本人である「私たち」を国家としての日本に縛り付ける「しがらみ」。その正体を成田さんは、台湾に生まれ、日本語の世界で育った温又柔さんの小説を通してどのように見つめるのか。現代を代表する歴史学者と小説家による、「戦後日本」を解きほぐす対談が行われた。
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『百日と無限の夜』刊行記念対談 谷崎由依×中村佑子
切迫早産で入院を余儀なくされた百日間と、その前後の日々を、時空を超える大胆なスケールで描いた新刊小説『百日と無限の夜』。その著者である谷崎由依さんと、著書に『マザリング 性別を超えて〈他者〉をケアする』などがある中村佑子さんは、ともに、女性の生をめぐる言葉にしがたい事柄をなんとか言葉にしようと模索されてきました。お二人は今回が初対面ながら、これまでずっとお互いの著作を読んで響き合うものを感じてこられたそう。産むとは、母とは、一体どういうことなのか。ご自身の体験も織り交ぜながら、今言葉になることを語っていただきました。
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『きみを愛ちゃん』刊行記念インタビュー 最果タヒ
最果さんがキャラクターについて書こうと思った理由、書いていて考えたことなど、執筆の舞台裏をお聞きしました。
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『情熱』刊行記念対談 桜木紫乃×大竹まこと
桜木紫乃さんの新作短編集『情熱』では、六十歳前後と思しき男女の内面――戸惑いや覚悟が細やかに描かれている。収録作の「ひも」は、大竹まことさんとの対話で「老人の恋」というお題が出され、作品世界を広げていったもの。常に桜木さんの創作意欲を刺激する大竹まことさんを対談のお相手に、創作について、また人生の後半に入った男女の幸福について語っていただいた。
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『ティータイム』刊行記念対談 石井遊佳×藤野可織
石井遊佳さんの新作『ティータイム』は笑いと恐怖が奇想のなかで溶け合っている短編集だ。収録されている四つの小説はどれも、悲惨で残酷な物語でありながら、小説の自由で遊ぶときの愉しさを明るく光らせている。意外にも作家同士の対談は初めてだという石井さんの相手を務めるのは、やはりホラー的な想像力を駆使して人間そのものを見つめ続けてきた藤野可織さん。ホラー愛好家を自認する藤野さんは石井さんの新作に詰まった四つの物語をどう味わい、そこに何を見つけたのか。奇想の可能性を追求する二人にホラー小説の真髄について語っていただいた。
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『世界99』刊行記念対談 村田沙耶香×岸本佐知子
二〇二〇年十一月号より、『すばる』誌上で三年七カ月にわたって連載された村田沙耶香氏の大作『世界99』が、このたび上・下巻ともに満を持して刊行されました。全世界待望の本作では、人間社会の行き着く先が、一人の女性の目線を通じて徹底的に描かれます。対話者として世界文学に精通する翻訳者であり、新鮮な視点で世界を描く名エッセイでも知られる岸本佐知子氏を、司会者に江南亜美子さんをお迎えし、小説の感想や、執筆のこと、海外での経験など、たっぷり語っていただきました。
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『泡の子』刊行記念対談 田中慎弥×樋口六華
第48回すばる文学賞を受賞した『泡の子』は、新宿歌舞伎町の通称・トー横で生きる若者たちを独特の言語感覚で描き出している。著者の樋口六華さんは、高校三年生だ。選考会で本作を推し、「聞きたいことがたくさんある」と言う田中慎弥さんとの対談が実現した。