すばる 2026年8月号
バックナンバー
「すばる」から生まれた本
文学賞
特集
-
『宮崎駿の詩学』『夜の恩寵』W刊行記念対談 赤坂憲雄×三浦しをん
宮﨑駿はその想像世界をいかなる彩で描いたか。赤坂憲雄さんの新刊『宮崎駿の詩学』は、前著『ナウシカ考』からさらに飛翔し、「未来少年コナン」から「君たちはどう生きるか」に至るまで、数多の宮崎アニメを横断的に見渡しながら、地・水・火・風・空という五元素を通じてその輪郭を書き顕わした、宮崎駿論の集大成的一冊です。 その刊行を記念し、対談のお相手としてご登場いただいたのが、三浦しをんさん。言わずと知れたジブリファンである三浦さんは、今回『宮崎駿の詩学』を読んで、あらためて作品世界の自由な広がりを感じられたそう。 そして赤坂さんもまた、このたび刊行された「カリスマ」をめぐる三浦さんの短編小説集『夜の恩寵』を、民俗学的視点も取りながら楽しく読まれたといいます。 お互いの新刊について、たっぷり感想を語り合っていただきました。
-
『劇場という名の星座』刊行記念対談 小川洋子×河合祥一郎
小川洋子さんの新刊『劇場という名の星座』は、昨年二月末に一時休館となった帝国劇場を舞台にした小説集です。 シェイクスピア研究・翻訳の第一人者である河合祥一郎さんは自ら公演を主催するほどの演劇ファン。ともに舞台芸術に魅了され、言葉の世界を探求されているお二人の話は尽きることがありません。当日の対話の様子をお届けします。
-
『夜なのに夜みたい』刊行記念対談 岡野大嗣×津村記久子
岡野大嗣さんの新刊『夜なのに夜みたい』は、頭に描いたものと目で見たものの「差分」を書き留めた言葉のスケッチ集。たとえば、見上げた月の大きさや、いつかの教室に西日が射していたこと。日常に潜められたささやかな感動や季節の移ろいが、短歌と散文、二つの言葉で鮮やかに切り取られています。そんな本作に「記憶のトリガー」を引かれたと話すのが、やはり日々の生活における小さなおかしみを掬い取ってこられた津村記久子さん。今回は、ともに大阪出身で音楽愛好家と共通点の多いお二人に、作中に覗く街並みや思い出についてたっぷり語っていただきました。
-
『外の世界の話を聞かせて』刊行記念対談 江國香織×井戸川射子
江國香織さんの新作長編『外の世界の話を聞かせて』が刊行されました。対談のお相手は小説家で詩人の井戸川射子さん。「膨張」でデビュー以降、ショッピングモールや団地などさまざまな場所を舞台に、そこに佇む人々の痕跡を掬い上げてこられました。井戸川さんにとっての江國作品は、長年の愛読書であり、文章を書き始めるきっかけでした。江國さんは、井戸川さんが書き留めるディテールに魅了されたそう。おふたりのはじめての対話をお届けします。







