選考委員

© YOSHIKI NAKANO

奥泉光

新人に限らず、作家に期待されるのは、小説なるものの通念に捉われぬ「文」の力の貫徹であり、「なんだこれは?」と読者をして呟かせるような作品を書くことだ。どんな方向でもよいから徹底的なものを待つ。

金原ひとみ

なんか面白いもの書けちゃった。そんなノリで送ってください。

© YUTO KUDO / MADAME FIGARO JAPON

川上未映子

遠いものでも近いものでも世界のどこが何が書かれていてもよいけれど、あなたの作品にしかあらわれない角度や光景を読ませてほしい。それはあなたが書かなければ存在しない世界のさまざま。

岸本佐知子

小説とは、頭蓋を内側から圧迫してここから出せと叫ぶ力。以前訳した小説の中に出てきた、忘れられない言葉です。醜くても変てこでも臭くてもかまいません。頭の中の、そんなものを見せてください。

© YASUYOSHI ISHII

田中慎弥

書きたいことがある、書きたいことを思い通りに書いた、程度では駄目。書きたいことを突き詰めた結果、思い通りにならない、自分でも扱い切れない怪物が生れてしまった、と困り果てて下さい。

受賞作
正賞:記念品 副賞:100万円

締切 2025年3月31日(当日24時まで)
発表 「すばる」2025年11月号掲載

*賞の贈賞および副賞賞金の振込は、2025年11月中旬になります。

募集要項

●応募原稿は、未発表小説に限る(同人雑誌、インターネット上などに既に発表したもの、および当文学賞の発表より前に発表予定があるものについては、選考の対象外とする)。

●枚数は400字詰原稿用紙換算で100枚程度から300枚までとする。

●原稿は、A4判で1行30字×40行を目安に縦組でレイアウトする。必ず通し番号(ページ数)を入れる。下記応募用テンプレートをご使用ください(必須ではありません)。

●WEB応募フォームの指示に従って必要項目を入力してください(ワード形式「.docx」のみ受け付けます)。

●2024年8月1日から郵送応募は受け付けません。受け付けは2024年7月31日消印分までとします。

●募集要項、選考経過についてのお問い合わせには一切応じません。また一旦応募した作品の訂正も受け付けません。

●応募された方の個人情報は厳重に管理し、本文学賞以外の目的に利用することはありません。

●受賞作の出版、電子書籍の配信、および映像化等に関する諸権利は弊社が管理するものとします。

●すばる編集部では、「すばる文学賞」への応募作品以外、原稿をお受けいたしません。