グリフィスの傷

グリフィスの傷

著者:千早茜

からだは傷みを忘れない──たとえ肌がなめらかさを取り戻そうとも。
「傷」をめぐる10の物語を通して「癒える」とは何かを問いかける、切々とした疼きとふくよかな余韻に満ちた短編小説集。

ISBN:978-4-08-771865-2

定価:1,760円(10%消費税)

 購入する 
\SHARE/
内容紹介
「みんな、皮膚の下に流れている赤を忘れて暮らしている」。ある日を境に、「私」は高校のクラスメイト全員から「存在しない者」とされてしまい──「竜舌蘭」
「傷が、いつの日かよみがえってあなたを壊してしまわないよう、わたしはずっと祈り続けます」。公園で「わたし」が「あなた」を見守る理由は──「グリフィスの傷」
「瞬きを、する。このまぶたに傷をつけてくれたひとのことをおもう」。「あたし」は「さやちゃん先生」をめがけて、渋谷の街を駆け抜ける──「まぶたの光」
……ほか、からだに刻まれた傷を精緻にとらえた短編10作を収録。
刊行記念対談 千早茜×石内都