小説ライムライト チャップリンの映画世界
著者:チャールズ・チャップリン/デイヴィッド・ロビンソン(監修:大野裕之/訳:上岡伸雄訳、南條竹則)
没後40年 喜劇王チャップリンが書いた唯一の小説を収録、映画「ライムライト」が出来るまで。
2014年2月、チャップリンの唯一の小説で映画『ライムライト』の原案『フットライト──小説ライムライト』が刊行されるというニュースが世界中のメディアで報じられ、日本でも速報が流れた。本書はその『フットライト──小説ライムライト』と小説誕生秘話、映画『ライムライト』の制作過程、当時の劇場風俗などを追うノンフィクション部分からなる。
バレリーナとして溢れる才能を持つテリーはその不幸な生い立ちが原因で踊れなくなり、ガス自殺を計るが、同じアパートに住む老コメディアン・カルヴェロに救われて……。小説の筋立てはおおよそ映画「ライムライト」と重なるが、映画では省かれたテリーの子供時代のディテール、芸人仲間のクローディアスとの語らいなど、ストーリーの中枢とも言えるシーン(当時の風潮を考慮して削除されたのか?)も味わうことができる。
ノンフィクション部分を担当したのはチャップリンの伝記作家としても知られるロビンソン。小説執筆のきっかけや、完璧主義の芸術家チャップリンがそれをどのように映画に作り上げていったかを追う。ユージン・スミスによるチャップリンのポートレイトや直筆原稿、当時の劇場風俗などレアな写真130点以上を収録。
2014年2月、チャップリンの唯一の小説で映画『ライムライト』の原案『フットライト──小説ライムライト』が刊行されるというニュースが世界中のメディアで報じられ、日本でも速報が流れた。本書はその『フットライト──小説ライムライト』と小説誕生秘話、映画『ライムライト』の制作過程、当時の劇場風俗などを追うノンフィクション部分からなる。
バレリーナとして溢れる才能を持つテリーはその不幸な生い立ちが原因で踊れなくなり、ガス自殺を計るが、同じアパートに住む老コメディアン・カルヴェロに救われて……。小説の筋立てはおおよそ映画「ライムライト」と重なるが、映画では省かれたテリーの子供時代のディテール、芸人仲間のクローディアスとの語らいなど、ストーリーの中枢とも言えるシーン(当時の風潮を考慮して削除されたのか?)も味わうことができる。
ノンフィクション部分を担当したのはチャップリンの伝記作家としても知られるロビンソン。小説執筆のきっかけや、完璧主義の芸術家チャップリンがそれをどのように映画に作り上げていったかを追う。ユージン・スミスによるチャップリンのポートレイトや直筆原稿、当時の劇場風俗などレアな写真130点以上を収録。