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「すばる」2021年10月号

 上田岳弘「最愛の」。誰にも見せない、自分だけの文章。それを書く行為が君には必要だ──。「彼」に促され、「僕」はかつて文通をしていた望未を思い出す。『キュー』に続く二作目の長編となる新連載。
 小川洋子「装飾用の役者」。十九歳から今までコンパニオンとして働いてきた私。時に旅を共にし、相手の要望に応えることが仕事だ。新たな雇い主から求められたのは小さな劇場に住み込むことだったが……。
 岡英里奈「とどまる人」。雨の日、「わたし」はベランダに立つ女の子の幽霊を見た。それから毎日、彼女はまっしろな足裏を見せて繰り返し落ちていく。短編。
【特集:恋愛小説の可能性】
 恋愛はフィクションにおける一大テーマだ。けれど今、恋愛至上主義とともに、小説も問い直しの場に立たされている。これからの小説は恋愛をどう描くのか。
 対談/朝吹真理子+千葉雅也「〈普通〉からはみ出す恋愛関係」。詩/最果タヒ「恋は無駄死に」。短編/大前粟生「かたつむりの殻のぬいぐるみ」、高山羽根子「センチメント・パーク」、パク・ソルメ「出会ってみたら、わかると思うよ」(訳・解説/斎藤真理子)。エッセイ/高橋弘希、李琴峰、山内マリコ。論考/沼野充義、野崎歓、利根川真紀、松本健二。
 亀山郁夫「ジュネーヴのドストエフスキー」(前編)。1867年8月から約1年のスイス滞在中、作家は『白痴』の執筆を開始し、『悪霊』『未成年』の執筆を計画するなど、充実の時を過ごした。その地を実際に訪れた著者が、ドストエフスキーの創作の源泉を探る。

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「すばる」2021.10月号

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「すばる」2021年10月号 目次

作者紹介

  • 新連載
    • 上田岳弘 - 最愛の

  • 小説
    • 小川洋子 - 装飾用の役者 掌に眠る舞台

    • 岡英里奈 - とどまる人

  • 特集:恋愛小説の可能性

      • 最果タヒ - 恋は無駄死に

    • 対談
      • 朝吹真理子+千葉雅也 -〈普通〉からはみ出す恋愛関係

    • 短編
      • 大前粟生 - かたつむりの殻のぬいぐるみ

      • 高山羽根子 - センチメント・パーク

      • パク・ソルメ/斎藤真理子 訳・解説 - 出会ってみたら、わかると思うよ

    • エッセイ
      • 高橋弘希 - ファースト・ラヴ

      • 李琴峰 - ロクな恋

      • 山内マリコ - 恋愛小説なんて書きたくないなぁ

    • 論考
      • 沼野充義 - 受け継がれる恋、断ち切られる恋

      • 野崎歓 - 恋を知らないフランス文学のために──ビーズ、パンデミック、アムール

      • 利根川真紀 - ピアノ演奏の先にあるもの──『目覚め』と『黄金の林檎』

      • 松本健二 - 恋とは無縁のボルヘスを見習え

  • ドストエフスキー生誕二〇〇年
    • 亀山郁夫 - ジュネーヴのドストエフスキー(前編)

  • エッセイ
    • 大川史織 -「南洋群島」の記憶

    • 野村幸輝 - ティム・オブライエンとの出会い

  • 最終回
    • 花村萬月 - ハイドロサルファイト・コンク(16)

    • 植島啓司 - 水の神(13)

  • 連載
    • 田中慎弥 - 流れる島と海の怪物(6)

    • 村田沙耶香 - 世界99(11)

    • 奥泉光 - 虚史のリズム(17)

    • 角幡唯介 - 裸の大地(第二部)(2)

    • 澤田直 - フェルナンド・ペソア──異名者たちの迷路(3)

    • 池澤夏樹 - 風がページを…(22)

    • 前野健太 - グラサン便り/長島有里枝 - こんな大人になりました/マリアム・タマリ - パレスチナの朝/小澤征良 - ひとすくいの時間

  • 第45回すばる文学賞二次予選通過作発表

  • カラーグラビア
    • 島本理生 編(1)- こんなことしてていいのか日記

  • プレイヤード
    • 【演劇】

      『狐晴明九尾狩』 - 沢美也子

    • 【美術】

      丹下健三展の楽しみ方 - 保坂健二朗

    • 【映画】

      『カナルタ 螺旋状の夢』- 越川芳明

    • 【本】
      • 李龍徳 - 読書日録
      • 瀧井朝世- 綿矢りさ『オーラの発表会』
      • 江南亜美子 - 島本理生『星のように離れて雨のように散った』
      • 倉本さおり - 本谷有希子『あなたにオススメの』
      • 大竹昭子 - 滝口悠生『長い一日』
      • 村上克尚 - 小林エリカ『最後の挨拶 His Last Bow』
      • 長瀬海 - 三国美千子『骨を撫でる』
      • 川口好美 - 児玉雨子『誰にも奪われたくない/凸撃』
      • いとうせいこう - 森田真生『僕たちはどう生きるか 言葉と思考のエコロジカルな転回』
      • 豊﨑由美 - アンドルス・キヴィラフク『蛇の言葉を話した男』

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