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「すばる」2021年11月号

 第45回すばる文学賞発表。
 受賞作/永井みみ「ミシンと金魚」。安田カケイは、訪問介護やデイ・サービスのケアを受け一人暮らしをしている。認知症の症状があり、近年の記憶は曖昧だ。ある夜彼女は床に就き、ミシンを踏んで生計を立ててきた自らの過去に思いを馳せる。
 佳作/石田夏穂「我が友、スミス」。U野は筋トレに励む会社員。ある日ボディ・ビル大会への出場を勧められ本格的に身体を鍛え始める。大会の審査基準は多様で、筋肉だけでなく女性的な美も求められる。審査員に翻弄されながら、彼女がたどり着く境地とは?
 水原涼「息もできない」。粂次はほんに手があったこうてええね──。とっくに成人したのにいつまでも幼い子のように接するヨシノさんとその孫を見つめる村人たち。その村にきな臭い空気が漂いはじめ……。
 亀山郁夫「ジュネーヴのドストエフスキー」(後編)。1868年、長女が生まれた喜びも束の間、赤ん坊は肺炎を起こして亡くなる。絶望した夫妻はジュネーヴからレマン湖畔へ居を移した。著者はレマン湖の絶景が作家の創作に与えた影響に思いを巡らせる。
 佐々木敦「ふりだしに戻る/TIME AND AGAIN──『ゴジラS.P』の円城塔論」。今年、テレビ放映やネット配信が始まったアニメシリーズ『ゴジラS.P』。 脚本に携わった円城塔の過去作を通し読み解く。
 追悼 保苅瑞穂/吉川一義が「保苅さんの「愛着と共感」に貫かれた文業」を、岩川哲司が「シャルダンの白い花」を寄稿。

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「すばる」2021.11月号

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「すばる」2021年11月号 目次

作者紹介

  • 小説
    • 水原涼 - 息もできない

  • 連載第二回
    • 上田岳弘 - 最愛の

  • 第45回すばる文学賞発表

    • 受賞作
      • 永井みみ - ミシンと金魚

    • 佳作
      • 石田夏穂 - 我が友、スミス

    • 選評
      • 奥泉光/金原ひとみ/川上未映子/岸本佐知子/堀江敏幸

    • 受賞者インタビュー
      • 永井みみ/聞き手・構成 編集部

  • 評論
    • 佐々木敦 - ふりだしに戻る/TIME AND AGAIN──『ゴジラS.P』の円城塔論

  • エッセイ
    • 出口菜摘 - わたしたち わたし あなた──詩人 エイドリアン・リッチの人称代名詞

    • 諸隈元 - 小説ミスっても自殺しないで、ヴィトゲンシュタイン

  • ドストエフスキー生誕二〇〇年
    • 亀山郁夫 - ジュネーヴのドストエフスキー(後編)

  • 追悼:保苅瑞穂

    • 吉川一義 - 保苅さんの「愛着と共感」に貫かれた文業

    • 岩川哲司 - シャルダンの白い花

  • 連載
    • 田中慎弥 - 流れる島と海の怪物(7)

    • 宮本輝 - よき時を思う(10)

    • 村田沙耶香 - 世界99(12)

    • 奥泉光 - 虚史のリズム(18)

    • 高橋源一郎 - この素晴らしき世界(20)

    • 恩田陸 - 鈍色幻視行(64)

    • 角幡唯介 - 裸の大地(第二部)(3)

    • 澤田直 - フェルナンド・ペソア──異名者たちの迷路(4)

    • 池澤夏樹 - 風がページを…(23)

    • 前野健太 - グラサン便り/長島有里枝 - こんな大人になりました/マリアム・タマリ - パレスチナの朝/小澤征良 - ひとすくいの時間

  • カラーグラビア
    • 島本理生 編(2)- こんなことしてていいのか日記

  • プレイヤード

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特設ページ「わたしたちとフェミニズム」
インタビュー サーシャ・フィリペンコ「誇り高き抗議──ベラルーシ民主化の当事者より」
すばるクリティーク賞応募者必読!! ブックガイド「近代日本の文芸批評を知るための40冊」
三島由紀夫・没後50年/インタビュー 大澤真幸「なぜ時代を超越できたのか?」
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