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「すばる」2015年6月号

 椎名誠、連作「家族がみんなで笑った日2 長椅子事件」。シーナ少年がこころから大笑いできた、数少ない瞬間。家族の黄金時代のいとおしい記憶を切り取る。
 津島佑子「ジャッカ・ドフニ――海の記憶の物語」第5回。マカウに残るのか、それともジュリアンと別れマニラに行くのか……チカは決断を迫られていた。
 崎山多美「Qムラ陥落」。宅配便で突然届けられた奇妙なノートの記述に従い、シマをさまよい歩く「わたし」。洞窟に迷い込み「Qムラ」の記憶を語る男と出会う……。
 墨谷渉「人間のいとなみ」。庄次くんは転職し、文化財や伝統建築物を調査する仕事につく。古都・奈良で出会った不思議なひとびと……はたして転職は正しかったのか?
 太田靖久「はじける」。文字の圧迫感が苦手な数子は活字デザイナーの文彦と出会って結婚。文字の切り抜きが散らばる文彦のアパートで暮らし始めるが……。
 奥田亜希子「午前四時の肌」。明け方になると娘の恵麻は皮膚の痒みを訴え、母親の「私」は肌を擦り宥める。思い出すのは、かつて振り捨てるように別れた同性の恋人のこと……。
『持たざる者』刊行記念、金原ひとみロングインタビュー。3・11以降初の長編小説となる本作への思い。現在パリに住む自身の心境・視点の変化を語る。
 杉田俊介「今、絶対平和を問いなおす――「イスラム国」人質事件から」。ガンディー、保田與重郎、福田恆存の言葉から「絶対平和」を再考する注目の論考。
 ギュンター・グラスを追悼し、飯吉光夫は「ギュンター・グラスの死」を、池内紀は「したたかな作家魂」を寄稿。
 第三十回詩歌文学館賞発表。選評、受賞作抜粋などを掲載する。

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「すばる」2015.6月号

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「すばる」2015年6月号 目次

作者紹介

  • 小説
    • 長椅子事件 - 椎名誠

    • ジャッカ・ドフニ──海の記憶の物語(5) - 津島佑子

    • Qムラ陥落 - 崎山多美

    • 人間のいとなみ - 墨谷渉

    • はじける - 太田靖久

    • 午前四時の肌 - 奥田亜希子

  • 掌編
    • 声 - 瀬戸内寂聴

  • 連載第二回
    • 未老人ノート - 青野聰

  • すばる海外作家シリーズ20
    • 最後のラクダ(抄) - フェラグ/関口涼子 訳・解説

  • 第三十回詩歌文学館賞発表

    • 八木忠栄『雪、おんおん』、来嶋靖生『歌集 硯』、大牧広『句集 正眼』
  • エッセイ
    • 奈良三彩三耳壺 - 森内俊雄

    • 立ち上がる音 - 北阪昌人

  • ロングインタビュー 金原みとみ

    • 「持たざる者」を描く - 聞き手・構成 江南亜美子

  • すばるクリティーク
    • 今、絶対平和を問いなおす──「イスラム国」人質事件から - 杉田俊介

  • 追悼 ギュンター・グラス

    • ギュンター・グラスの死 - 飯吉光夫

    • したたかな作家魂 - 池内紀

  • ひと
    • ダルデンヌ兄弟 - 聞き手・構成/立田敦子

  • 連載
    • あるいは修羅の十億年(5) - 古川日出男

    • 光のない海(11) - 白石一文

    • よはひ(24) - いしいしんじ

    • 日本──性のタブーのない文化(3) - 橋本治>

    • 追っかけの精神(5) - 西江雅之

    • ハーフ・ブリード 混合体の群島(4) - 今福龍太

    • 緋の舟──往復書簡(6) - 志村ふくみ+若松英輔

    • 竹富島の宇宙(23) - 森まゆみ

  • ことの葉つづり - 大久保有加/グラサン便り - 前野健太/こんな大人になりました - 長島有里枝/パレスチナの朝 - マリアム・タマリ/ひとすくいの時間 - 小澤征良

  • カラーグラビア
    • こんなことしてていいのか日記 小野正嗣 編(3)

  • プレイヤード
    • 【演劇】

      『東海道四谷怪談』 - 沢美也子

    • 【美術】

      PARASOPHIAとバーネット・ニューマン展 - 保坂健二朗

    • 【映画】

      『私の少女』 - 立田敦子

    • 【本】
      • 読書日録 - 角幡唯介
      • 宮本輝『田園発 港行き自転車』上下 - 山内マリコ
      • 青来有一『人間のしわざ』 - 川村湊
      • 今福龍太『ジェロニモたちの方舟 群島-世界論〈叛アメリカ〉篇』 - 越川芳明

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