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「すばる」2022年2月号

 柴崎友香「続きと始まり」。空っぽのままのスーパーの棚は、9年前の「あのとき」を思い出させる。当時は想像もしなかった生活をしている優子は、誰もに同じように流れたはずの月日のことを考える。
 小川洋子「掌に眠る舞台(8)無限ヤモリ」。子宝の湯としてかつては湯治に訪れる人でにぎわっていた温泉地にその保養所はあった。フロントの隅にある虫籠には、必ず「二匹一緒」に売られるヤモリがいた。
 小山内恵美子「有縁無縁」。あたらしい仏壇がやってきた。コロナ禍の入仏式でひさしぶりに会した夫と義弟の姿をみて、「私」は義母に思いを馳せる。
【2022すばるクリティーク賞発表】鴇田義晴「90年代サブカルチャーと倫理──村崎百郎論」。ゴミ漁りをライフワークとし、鬼畜系ライターとして活躍した村崎百郎。彼は一体何者だったのか。
 今福龍太「仮面考」。「仮面」とは自己と世界のかかわりを問う根源的なもの。仮面をモティーフとする文学・思想的テクストを解読し「仮面」の復権を探究する。
 くぼたのぞみ+斎藤真理子「往復書簡 曇る眼鏡を拭きながら」。翻訳者のお二人が、これまで歩んできた道のりを見つめ、綴り交わす往復書簡。
 温又柔+武田砂鉄「「純粋な日本人男性」のための社会を削り取れ」。オリンピックを経て、明らかになった日本社会のマチズモ(男性優位主義)を問う。
 中村佑子+元橋利恵「自明視され/タブー視されてきた母を、今あえて語る」。母たちが置かれた困難な状況を通して、現代社会のひずみを見つめる。

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「すばる」2022.2月号

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「すばる」2022年2月号 目次

作者紹介

  • 新連載
    • 柴崎友香 - 続きと始まり

  • 連作最終回
    • 小川洋子 - 無限ヤモリ 掌に眠る舞台

  • 小説
    • 小山内恵美子 - 有縁無縁

  • 2022すばるクリティーク賞発表

    • 受賞作
      • 鴇田義晴 - 90年代サブカルチャーと倫理──村崎百郎論

    • 選考座談会
      • 大澤信亮+杉田俊介+浜崎洋介+上田岳弘

  • エッセイ
    • 井戸川射子 - あれと同じ

    • 蓬莱竜太 - 未経験な不運と祈り

  • 対談
    • 温又柔+武田砂鉄 -「純粋な日本人男性」のための社会を削り取れ

    • 中村佑子+元橋利恵 - 自明視され/タブー視されてきた母を、今あえて語る

  • 新連載
    • 今福龍太 - 仮面考

    • くぼたのぞみ+斎藤真理子 - 往復書簡 曇る眼鏡を拭きながら

  • 連載
    • 上田岳弘 - 最愛の(5)

    • 田中慎弥 - 流れる島と海の怪物(10)

    • 村田沙耶香 - 世界99(14)

    • 奥泉光 - 虚史のリズム(21)

    • 高橋源一郎 - この素晴らしき世界(23)

    • 角幡唯介 - 裸の大地(第二部)(6)

    • 澤田直 - フェルナンド・ペソア──異名者たちの迷路(7)

    • 池澤夏樹 - 風がページを…(26)

    • 前野健太 - グラサン便り/長島有里枝 - こんな大人になりました/マリアム・タマリ - パレスチナの朝/小澤征良 - ひとすくいの時間

  • カラーグラビア
    • 乗代雄介 編(2)- こんなことしてていいのか日記

  • プレイヤード

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特設ページ「わたしたちとフェミニズム」
インタビュー サーシャ・フィリペンコ「誇り高き抗議──ベラルーシ民主化の当事者より」
すばるクリティーク賞応募者必読!! ブックガイド「近代日本の文芸批評を知るための40冊」
三島由紀夫・没後50年/インタビュー 大澤真幸「なぜ時代を超越できたのか?」
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