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「すばる」2021年6月号

 小川洋子「ダブルフォルトの予言」。帝国劇場に『レ・ミゼラブル』を観劇に行き、幕間に声をかけられ、そこに住んでいると言う女性に案内された場所は……。短編小説。
 ミヤギフトシ「幾夜」。1941年の東京、「私」と雪子は秘密の時間を分かち合う。『夜啼鶯』の翻訳、異国の音楽、それぞれが抱く海の風景。「男の匂い」が抜けない戦下の街に、確かに存在した女性たちの声の連なりを描く中編。
 田中慎弥「流れる島と海の怪物」。連載第二回。「飛行機やないよ伯母ちゃん、鳥やったよ。鳥のお化け。」慎一は火葬場への車の中でやっと葬儀で見た怪鳥とまるい魚のことを、ゆっくり福子に話すことができた。
 ジャン=フィリップ・トゥーサン「風景の消滅」。私は北海に面した町のアパルトマンの窓の前で車椅子に座っている……。訳・解説/野崎歓。最新短編。
 大鶴義丹「女優(二)」。出演者・スタッフ初顔合わせの日、台本の軽い読み合わせをするはずが、母の一言で場の空気は一変する。
 岩城けい「砂のかたち」。誰もいない砂浜。そこにはただ海だけがある。自身の母の姿をなぞり、遠く離れた場所からその人生に思いを馳せるエッセイ。
 中村佑子+赤坂憲雄「失われた〈女たちの連帯〉を求めて」。別の地平に立ちながら共鳴し広がる、『マザリング』刊行記念トークイベントを載録。
 第六回渡辺淳一文学賞発表。受賞作は千早茜『透明な夜の香り』。
 第三十六回詩歌文学館賞発表。受賞作は詩部門/森本孝徳『暮しの降霊』、短歌部門/俵万智『歌集 未来のサイズ』、俳句部門/宮坂静生『句集 草魂』。

「すばる」2021.6月号

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「すばる」2021年6月号 目次

作者紹介

  • 小説
    • 小川洋子 - ダブルフォルトの予言 掌に眠る舞台

    • ミヤギフトシ - 幾夜

  • 連載第二回
    • 田中慎弥 - 流れる島と海の怪物

  • 短編
    • ジャン=フィリップ・トゥーサン/野崎歓 訳・解説 - 風景の消滅

  • 短期集中掲載
    • 大鶴義丹 - 女優(二)

  • エッセイ
    • 岩城けい - 砂のかたち

  • 対談
    • 中村佑子+赤坂憲雄 - 失われた〈女たちの連帯〉を求めて

  • 第六回渡辺淳一文学賞発表

    • 受賞作/千早茜『透明な夜の香り』

  • 第三十六回詩歌文学館賞発表

    • 森本孝徳『暮しの降霊』

    • 俵万智『歌集 未来のサイズ』

    • 宮坂静生『句集 草魂』

  • 連載
    • 宮本輝 - よき時を思う(6)

    • 村田沙耶香 - 世界99(7)

    • 花村萬月 - ハイドロサルファイト・コンク(12)

    • 奥泉光 - 虚史のリズム(13)

    • 高橋源一郎 - この素晴らしき世界(17)

    • 植島啓司 - 水の神(10)

    • 池澤夏樹 - 風がページを…(18)

    • 前野健太 - グラサン便り/長島有里枝 - こんな大人になりました/マリアム・タマリ - パレスチナの朝/小澤征良 - ひとすくいの時間

  • カラーグラビア
    • 鴻池留衣 編(3)- こんなことしてていいのか日記

  • プレイヤード
    • 【演劇】

      『東京ゴッドファーザーズ』 - 沢美也子

    • 【美術】

      体で感じる見えない力 東京都現代美術館での久保ガエタン - 鷲田めるろ

    • 【映画】

      『ファーザー』- 立田敦子

    • 【本】
      • 宇佐見りん - 読書日録
      • 瀧井朝世 - 井上荒野『百合中毒』
      • 江南亜美子 - 松家仁之『泡』
      • 大竹昭子 - 古川日出男『ゼロエフ』
      • 小川公代 - カズオ・イシグロ『クララとお日さま』

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