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「すばる」2021年7月号

 天埜裕文「無風」。八月十五日ね、今度の土曜──。コンビニエンスストアのアルバイト仲間・麗珍と約束を交わした彼は当日、彼女が提案したY公園へ。麗珍は香港からの留学生だった。短編小説。
 上村亮平「ケイキワイ号」。湖畔のホテルで働く「ぼく」は、湖の真ん中に浮かぶ空っぽのボート「ケイキワイ号」へのささやかな船旅を提供していた。ある日、「ぼく」のもとへ珍しい客がやってきて──。短編小説。
 榎本櫻湖「猫煩悩」。自身のからだへの違和感を、いつ頃から抱くようになったのだろう。十七歳の冬から十二年半つれ添い、特別に強い愛着をもっていた〈彼〉が亡くなって……。詩人として活動する著者の、注目の中編小説。
 奥憲介「けものと故郷──高橋弘希と安部公房」。暴力と共存せざるをえない世界を描く現代作家と、戦後を代表する作家との比較を通して見えてくるものとは? すばるクリティーク賞出身の新鋭による注目の論考。
 倉数茂「愛はどこまでプラスティックか?」、長谷川祐子「「まごつき期」に力を発揮する現代アート@「空飛ばない円盤」」、奥田知志「いのちと犠牲——矛盾の中で生きる」、三本のエッセイを掲載。
 大鶴義丹「女優(三)」。突然の呼び出しに慌てて母の家に向かうと、有名なトーク番組のプロデューサーがいた。「ぜひご子息と一緒に出演してほしい。公演の宣伝もしていい」とのことだったが、私は身体の奥に鈍い痛みを感じた。短期集中掲載、最終回。

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「すばる」2021.7月号

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「すばる」2021年7月号 目次

作者紹介

  • 小説
    • 天埜裕文 - 無風

    • 上村亮平 - ケイキワイ号

    • 榎本櫻湖 - 猫煩悩

  • 短期集中掲載
    • 大鶴義丹 - 女優(三)

  • すばるクリティーク
    • 奥憲介 - けものと故郷──高橋弘希と安部公房

  • エッセイ
    • 倉数茂 - 愛はどこまでプラスティックか?

    • 長谷川祐子 -「まごつき期」に力を発揮する現代アート@「空飛ばない円盤」

    • 奥田知志 - いのちと犠牲──矛盾の中で生きる

  • 連載
    • 田中慎弥 - 流れる島と海の怪物(3)

    • 宮本輝 - よき時を思う(7)

    • 村田沙耶香 - 世界99(8)

    • 花村萬月 - ハイドロサルファイト・コンク(13)

    • 奥泉光 - 虚史のリズム(14)

    • 恩田陸 - 鈍色幻視行(62)

    • 植島啓司 - 水の神(11)

    • 池澤夏樹 - 風がページを…(19)

    • 前野健太 - グラサン便り/長島有里枝 - こんな大人になりました/マリアム・タマリ - パレスチナの朝/小澤征良 - ひとすくいの時間

  • カラーグラビア
    • 尾崎世界観 編(1)- こんなことしてていいのか日記

  • プレイヤード

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特設ページ「わたしたちとフェミニズム」
インタビュー サーシャ・フィリペンコ「誇り高き抗議──ベラルーシ民主化の当事者より」
すばるクリティーク賞応募者必読!! ブックガイド「近代日本の文芸批評を知るための40冊」
三島由紀夫・没後50年/インタビュー 大澤真幸「なぜ時代を超越できたのか?」
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