すばる最新号  >  

「すばる」2017年6月号

 墨谷渉「日が沈む朝」。庄司くんは妻と二人の子供と平凡な日常を送っていたが、ある日、頭の中に奇妙なお経の声が鳴り響く。和尚曰く、その原因は──。
 太田靖久「サマートリップ」。真帆と会ったのは、彼女の勤務先であるデパートの宝飾品売場。婚約者と指輪選びで諍いを起こした僕の指に、真帆の指が触れたとき、僕の身体は硬直して……。
 アリス・マンロー「若き日の友」。亡くなった母が教員時代に寄宿していた農家の娘フローラ。信心深く誠実で、何があっても声を荒らげなかった彼女は、その後どんな人生を送ったのだろうか。
 甘耀明+東山彰良、対談「『ほら話』の力」。『流』で直木賞を受賞した東山彰良が圧倒されたという、台湾文学の大長編、甘耀明『鬼殺し』。同じ台湾生まれで同世代の二人が、創作の源について語り合う。
 倉本さおり、評論「記憶という動力──二〇一七年の辻仁成」。長編小説『父 Mon Père』の刊行そして最新監督作品『TOKYOデシベル』の公開を控える辻仁成。「音」に注目し、その作品世界を読み解く。 
 福田尚代、評論「泉」。パウル・クレー「裸体」が呼び覚ます記憶。美術家が綴る、物語と絵画の結びつき。
 すばるeyeは、秋草俊一郎「コンピュータは小説を書いているか?」。ロシアで出版された、コンピュータが書いたという小説を翻訳・分析する。
 すばる海外作家シリーズは、リー・スミスのO・ヘンリー賞受賞の短編を、利根川真紀による訳と解説で。
 4月5日に逝去した詩人・大岡信を偲んで、池澤夏樹が「しなやかな伝統主義者」を寄稿。
  インタビュー「ひと」では、最果タヒ原作の映画に主演した池松壮亮が語る。

「すばる」6月号を購入する。

「すばる」年間的購読キャンペーン実施中!

「すばる」2017.6月号

バックナンバー一覧へ

「すばる」から生まれた本。

書評一覧へ

「すばる」2017年6月号 目次

作者紹介

  • 小説
    • 墨谷渉 - 日が沈む朝

    • 太田靖久 - サマートリップ

  • 単行本未収録短編
    • アリス・マンロー/栩木玲子 訳 - 若き日の友

  • すばる海外作家シリーズ36
    • リー・スミス/利根川真紀 訳・解説 - ダーシー夫人と青い眼の見知らぬ男

  • 対談
    • 甘耀明+東山彰良 -「ほら話」の力

  • 評論
    • 倉本さおり - 記憶という動力──二〇一七年の辻仁成

    • 福田尚代 - 泉

  • すばるeye
    • 秋草俊一郎 - コンピュータは小説を書いているか?

  • シリーズ
    • 木村元彦 - 見えざる日本の難民(2)

  • ひと
    • 池松壮亮 - 聞き手・構成/編集部

  • 追悼:大岡信

    • 池澤夏樹 - しなやかな伝統主義者

  • 第二回渡辺淳一文学賞発表

    • (受賞作)平野啓一郎『マチネの終わりに』

  • 第三十二回詩歌文学館賞発表

    • 来住野恵子『ようこそ』/波汐國芳『歌集 警鐘』/後藤比奈夫『句集 白寿』

  • エッセイ
    • 北川依子 - 埋もれた宝を掘り起こす

    • 渡辺由佳里 -「中道」という革新的なアイディア

  • 最終回
    • 高橋源一郎 - ぼくたちはこの国をこんなふうに愛することに決めた(10)

    • 伊藤俊治+植島啓司 - 超越する身体──「あなた」と「わたし」をつなぐもの(12)

    • 堀江栞 - 下を向いて歩く(12)

  • 連載
    • 佐々木敦 - アートートロジー(2)

    • 大澤真幸 - 三島由紀夫論(4)

    • 若松英輔 - 霧の彼方──須賀敦子(8)

    • 四方田犬彦 - 詩の約束(9)

    • ホキ德田 - 優しい友へのレクイエム(15)

    • 今福龍太 - ハーフ・ブリード 混合体の群島(エピローグ)

  • 西山敦子 - 食卓でエクリール/前野健太 - グラサン便り/長島有里枝 - こんな大人になりました/マリアム・タマリ - パレスチナの朝/小澤征良 - ひとすくいの時間

  • カラーグラビア
    • 金原ひとみ 編(3)- こんなことしてていいのか日記

  • プレイヤード
    • 【演劇】

      『黒塚家の娘』 - 沢美也子

    • 【美術】

      みずのき美術館の大胆な展示 - 保坂健二朗

    • 【映画】

      『マンチェスター・バイ・ザ・シー』 - 立田敦子

    • 【本】
      • 木下古栗 - 読書日録
      • 原田ひ香 - 桐野夏生『夜の谷を行く』
      • 佐久間文子 - 松浦寿輝『名誉と恍惚』
      • 大竹昭子 - 柴崎友香『かわうそ堀怪談見習い』
      • 栗原裕一郎 - 又吉直樹『劇場』

すばる文学賞

  • 応募要項へ
  • これまでの受賞者

投稿原稿について当編集部では、「すばる文学賞」「すばるクリティーク賞」への応募作品以外、原稿をお受け致しません。送られた原稿の返却、お問い合わせにはいっさい応じかねます。

すばるクリティーク賞

  • 応募要項へ
twitter@subaru_henshubu
すばるクリティーク賞応募者必読!! ブックガイド「近代日本の文芸批評を知るための40冊」
集英社・熊本地震災害 被災者支援募金のお知らせ
いとうせいこう×奥泉光「文芸漫談シーズン4」次回公演のお知らせ