すばる最新号 >
小川洋子『ユニコーンを握らせる』。「昔、女優だった人」と親族の間で呼ばれていた伯母さんの家に宿泊することになった17歳の私。彼女の家の食器にはすべて『ガラスの動物園』のヒロイン、ローラの台詞が刻まれており……。短編小説。
鴻池留衣『スーパーラヴドゥーイット』。居酒屋でアルバイトをする大吾郎は、いつもかっこよくクレーマー客とのトラブルを処理する。世界で一番可愛い「あの女の子」にアピールしたいから。いま注目の作家による長編小説。
〈2021すばるクリティーク賞発表〉。西村紗知『椎名林檎における母性の問題』。椎名林檎の作品に向き合い、その詞、音楽、実存に迫り、現在と〈私〉を問う。全選考委員絶賛の受賞作を掲載。
2021すばるクリティーク賞・選考座談会。大澤信亮+杉田俊介+浜崎洋介+上田岳弘。5本の最終候補作から受賞作を決定した選考の熱い議論を載録。
中村佑子インタビュー。現代社会において、「母」とはどういう存在か。新刊『マザリング 現代の母なる場所』刊行にあわせ、「すばる」連載当時のエピソードや葛藤、「母」の探求にこめた願いを語る。
柴田元幸+山下澄人『創作の源の一歩手前で』。アレン・ギンズバーグ『吠える』の訳者と『月の客』の著者が、翻訳と創作の根本に迫った対談を載録。
角幡唯介『裸の大地』。狩猟者の桃源郷イータを経て、いよいよ村へと帰還する。最後まで命の危険に陥り、肉体の負荷は極夜探検をはるかに上回った旅は、どんな意味をもつものだったのか。壮大な「裸の大地」探検の第一部、完結。