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「すばる」2018年2月号

 岩城けい「Matt」。Mattとしてオーストラリアの高校になじみ、言語の壁も異文化での混乱も、乗り越えられるように思えた真人。そこに現れたのが、やはりMattと名乗る転校生。彼が真人に罵声を浴びせる理由は?「自立」の歓びと哀しみを描く青春小説300枚。
 瀬川深「主なき楽土」。故郷の地方都市で非常勤の市職員として働き、父親の世話に追われる三十代半ばの塩入。担当する「地域社会における共生事業」は、町のため、そして社会、国のためだったはずが……。
 2018すばるクリティーク賞、受賞作は近本洋一「意味の在処──丹下健三と日本近代」。日本では普遍的な思考が成立しない、という定見を打ち破ろうとした一人の建築家がいた。彼の試みを追うことで見えてきたものとは……。全選考委員からの圧倒的な支持を得た、注目のデビュー批評。また、大澤信亮・杉田俊介・浜崎洋介・中島岳志の五選考委員が、文学、映画、建築、オタクカルチャーなどを批評対象とした五本の最終候補各作を巡り、白熱の議論を交わした選考座談会もお見逃しなく。
 中村佑子の新連載、「私たちはここにいる──現代の母なる場所」。形容不可能と思っていた妊娠出産期を、インタビューと思索を重ねて考察し、「母になること」の言語化を試みる、新しい形の鮮やかな女性論。
 ロングインタビュー、長島有里枝「時代に並走する表現と創作」。昨年秋、東京都写真美術館で開催された初の回顧展に関して、野中モモが聞き手となり、作品の背景にある問題意識や社会的状況を探る。
 対談、堀江敏幸+朝井リョウ「原風景、学び舎、そして小説家」。同じ岐阜県出身で早稲田大学では師弟関係でもあった二人のトークイベントを載録。

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「すばる」2018年1月号 目次

作者紹介

  • 小説
    • 岩城けい - Matt

    • 瀬川深 - 主なき楽土

  • 2018すばるクリティーク賞発表

    • 受賞作
      • 近本洋一 - 意味の在処──丹下健三と日本近代

    • 選考座談会
      • 大澤信亮+杉田俊介+浜崎洋介+中島岳志

  • インタビュー
    • 長島有里枝/聞き手 野中モモ - 時代に並走する表現と創作

  • 新連載
    • 中村佑子 - 私たちはここにいる──現代の母なる場所

  • すばるeye
    • 新元良一 - トランプ時代のアメリカの文芸(3)

  • 対談
    • 堀江敏幸+朝井リョウ - 原風景、学び舎、そして小説家

  • エッセイ
    • 石井遊佳 - 百年泥々

    • イーライ・K・P・ウィリアム - 生まれ続ける夢たち

  • 連載
    • 佐々木敦 - アートートロジー(9)

    • 若松英輔 - 霧の彼方──須賀敦子(15)

    • 四方田犬彦 - 詩の約束(17)

    • 安藤礼二 - 列島祝祭論(19)

    • ホキ德田 - 優しい友へのレクイエム(22)

    • 横山悠太 - 唐詩和訓/Azumi - テアトル惑い/前野健太 - グラサン便り/長島有里枝 - こんな大人になりました/マリアム・タマリ - パレスチナの朝/小澤征良 - ひとすくいの時間

  • カラーグラビア
    • 高橋弘希 編(2)- こんなことしてていいのか日記

  • プレイヤード
    • 【演劇】

      『戯伝写楽 2018』 - 沢美也子

    • 【美術】

      難民をテーマとした、ふたつの日本の展覧会 - 保坂健二朗

    • 【映画】

      『ライオンは今夜死ぬ』 - 野崎歓

    • 【本】
      • 福嶋伸洋 - 読書日録
      • 佐川光晴 - 瀬戸内寂聴『いのち』
      • すんみ - 髙樹のぶ子『白磁海岸』
      • 海猫沢めろん - 高橋源一郎『ぼくたちはこの国をこんなふうに愛することに決めた』
      • 岡英里奈 - 青山七恵『踊る星座』
      • 阿部公彦 - 藤野可織『ドレス』
      • 佐久間文子 - 若竹千佐子『おらおらでひとりいぐも』
      • 倉本さおり - 佐々木敦『新しい小説のために』
      • 養老孟司 - 植島啓司+伊藤俊治『共感のレッスン 超情報化社会を生きる』

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