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「すばる」2019年4月号

 古川日出男「焚書都市譚」。東京五輪開催が決定したのち、外来語を日本語化した「カタカナ語」は排除され、アルファベットによる原語表記/発音が使われるようになった。言葉の分断から浮かび上がる、この国の〈ある未来〉の姿。
 小林エリカ「トリニティ、トリニティ、トリニティ」。2020年、日本中がオリンピックに沸く中、〈石〉に憑かれた老人達が動き出す──目に見えないもの、聞こえない声に魅了された人類が歴史を動かしてきたように、今また母から娘、孫へと継承される〝トリニティ〟の物語。
 連載第2回、桐野夏生「燕は戻ってこない」。エッグドナーになるべく面接を受けるリキ。しかし、エージェントから提案されたのは、代理母になるという選択だった。
 加藤典洋、講演載録「「はらはら」から「どきどき」へ──村上春樹における「ユーモア」の使用と『1Q84』以後の窮境」長年、村上作品を論じてきた評者の、ニューカッスル大学で行われた講演を載録する。
 すばるクリティーク、奥憲介「開高健論~非当事者性というフロンティアを生きる」。2018すばるクリティーク賞佳作受賞者によるデビュー批評!
 平成を振り返る3号連続シリーズ「すばるスペシャル」、第2弾は「平成と家族」。対談は瀧波ユカリ+トミヤマユキコ「私たちの曖昧でネオい結婚」、エッセイ2作は、辻仁成「世界一小さな家族の奮闘記」と、金川晋吾「失踪していない父」、論考は荒川和久「ソロで生きる力が未来を拓く」。
 1月29日に逝去した橋本治氏を偲んで──内田樹、茂木健一郎がエッセイを寄稿。

「すばる」2019.04月号

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「すばる」2019年4月号 目次

作者紹介

  • 小説
    • 古川日出男 - 焚書都市譚

    • 小林エリカ - トリニティ、トリニティ、トリニティ

  • 連載第二回
    • 桐野夏生 - 燕は戻ってこない

  • 講演
    • 加藤典洋 -「はらはら」から「どきどき」へ──村上春樹における「ユーモア」の使用と『1Q84』以後の窮境

  • すばるクリティーク
    • 奥憲介 - 開高健論〜非当事者性というフロンティアを生きる

  • すばるスペシャル2「平成と家族」

    • 瀧波ユカリ+トミヤマユキコ - 私たちの曖昧でネオい結婚

    • 辻仁成 - 世界一小さな家族の奮闘記

    • 金川晋吾 - 失踪していない父

    • 荒川和久 - ソロで生きる力が未来を拓く

  • 追悼:橋本治

    • 内田樹 - 橋本治さんは仏さまのような人でした

    • 茂木健一郎 - 根っこが大地につながって。

  • エッセイ
    • 清水知子 - 子どもが子どもだった頃、空はいつも灰色だった

    • 高山真 - 幼い子どもを、救うもの

  • 連載
    • 谷崎由依 - 遠の眠りの(11)

    • 山城むつみ - 連続する問題(5)

    • Azumi - テアトル惑い/前野健太 - グラサン便り/長島有里枝 - こんな大人になりました/マリアム・タマリ - パレスチナの朝/小澤征良 - ひとすくいの時間

  • カラーグラビア
    • 上田岳弘 編(1)- こんなことしてていいのか日記

  • プレイヤード
    • 【演劇】

      『かもめ』- 沢美也子

    • 【美術】

      六本木クロッシング2019の「隠しテーマ」- 保坂健二朗

    • 【映画】

      『漂うがごとく』- 越川芳明

    • 【本】
      • 沼田真佑 - 読書日録
      • 安藤礼二 - 古井由吉『この道』
      • 木村紅美 - 四方田犬彦『すべての鳥を放つ』

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