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「すばる」2019年2月号

 小説、綿矢りさ「生のみ生のままで」。憧れの先輩との結婚まで秒読みの逢衣。その夏、彩夏は逢衣の前に突然現れた。美しい容姿、睨むような視線、不器用な優しさ。友人として付き合うようになったが、逢衣は自分の結婚話を知った彩夏の涙に戸惑う。綿矢りさ渾身の長編、前編380枚。
 小説、小佐野彈「車軸」。地方の裕福な家に生まれながらその家系を「偽物」と嫌悪する真奈美は、東京に進学したのち資産家でゲイの潤と知り合う。二人はホストクラブで同じ男を指名することで「繋がり」を強めていくが──。歌集『メタリック』が話題の新鋭歌人による、小説デビュー作!
 2019すばるクリティーク賞受賞作、赤井浩太「日本語ラップfeat.平岡正明」。谷川雁、平岡正明らの言葉をヒップホップでアップデート。選考委員にポレミックで野蛮と評された25歳のデビュー批評。選考座談会では、大澤信亮、杉田俊介、浜崎洋介、中島岳志が文学、宗教、マンガ、ヒップホップなどを対象に論じた最終候補作5作を論評し、熱い議論が交わされた。その模様も載録。
 評論、中沢新一「ポケモンGO あるいは良き歩行者の夢想」。なぜ、人々はこのゲームに魅了されたのか? このゲームが社会にもたらした影響とは? 現実と仮想の両空間をさまよう「良き歩行者」たちを、徹底解析。
 すばる海外作家シリーズは、ユウコ・サカタ「こちら側で」。アメリカを活動の拠点とする日系作家を本邦初紹介。訳と解説は藤井光。
 連載最終回の青山七恵「私の家」、菅野昭正「小説と映画の世紀」もお見逃しなく。

「すばる」2019.02月号

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「すばる」2019年2月号 目次

作者紹介

  • 小説
    • 綿矢りさ - 生のみ生のままで(前編)

    • 小佐野彈 - 車軸

  • 2019すばるクリティーク賞発表

    • 受賞作
      • 赤井浩太 - 日本語ラップfeat.平岡正明

    • 選考座談会
      • 大澤信亮+杉田俊介+浜崎洋介+中島岳志

  • 評論
    • 中沢新一 - ポケモンGO あるいは良き歩行者の夢想

  • すばる海外作家シリーズ41
    • ユウコ・サカタ/藤井光 訳・解説 - こちら側で

  • ひと
    • 笈田ヨシ/聞き手・構成 佐藤友紀

    • トム・ヴォルフ/聞き手・構成 立田敦子

  • 最終回
    • 青山七恵 - 私の家(11)

    • 菅野昭正 - 小説と映画の世紀(12)

  • 連載
    • 谷崎由依 - 遠の眠りの(9)

    • 山城むつみ - 連続する問題(4)

    • 中村佑子 - 私たちはここにいる──現代の母なる場所(7)

    • Azumi - テアトル惑い/前野健太 - グラサン便り/長島有里枝 - こんな大人になりました/マリアム・タマリ - パレスチナの朝/小澤征良 - ひとすくいの時間

  • カラーグラビア
    • 岸本佐知子 編(2)- こんなことしてていいのか日記

  • プレイヤード
    • 【演劇】

      『音楽劇 マニアック』- 沢美也子

    • 【美術】

      「廃墟の美術史」はその欠如ゆえに示唆的となる - 保坂健二朗

    • 【映画】

      『誰がための日々』- 野崎歓

    • 【本】
      • 寺尾紗穂 - 読書日録
      • 速水健朗 - 陣野俊史『泥海』
      • 蜂飼耳 - 四方田犬彦『詩の約束』
      • 杉田俊介 - 安藤礼二『大拙』
      • 高澤秀次 - 大澤真幸『三島由紀夫 ふたつの謎』

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