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「すばる」2018年4月号

 新連載、青山七恵「私の家」。祖母の法要のため埼玉の実家に帰省した梓。数日で東京に戻るはずだったが、今回は別の思惑があり……家族の距離を緻密に測る、筆者の新境地。
 小山内恵美子「あなたの声わたしの声」。自分史の編集者である「わたし」は八十歳の女性・初音さんの依頼を受け取材を開始する。忘れられない声、忘れたい声。なかなか語られない彼女の人生とは。
 樺山三英「団地妻B」。団地で囁かれるマダムBという女の物語。それは現実なのか? はたまた虚構なのか? ポスト・トゥルース時代に、あの名作のヒロインが甦る。SF界で注目を浴びる筆者の意欲作。
 特集、挑戦する現代作家たち。小説という表現形式の可能性に挑みつづける作家たちを、気鋭の評者が読み解く。評論は8本。多和田葉子論/岩川ありさ、小川洋子論/阿部公彦、星野智幸論/倉本さおり、吉村萬壱論/藤田直哉、いとうせいこう論/江南亜美子、小野正嗣論/神谷達生、羽田圭介論/池田雄一、滝口悠生論/岡理英里奈。また対談「居場所を肯定する力」では温又柔が都甲幸治を聞き手に、言語とアイデンティティにまつわる問いと、目指す着地点を語り尽くす。
 2月10日に逝去した石牟礼道子氏を偲び、平松洋子、姜信子、若松英輔が追悼エッセイを、齋藤愼爾が追悼句を寄稿。
 ひと/インタビューは、3月17日公開の映画『素敵なダイナマイトスキャンダル』で稀代の雑誌編集者を好演した柄本佑が登場。
 連載第2回となる、菅野昭正「小説と映画の世紀」、中村佑子「私たちはここにいる──現代の母なる場所」にもご注目を!

「すばる」2018.4月号

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「すばる」2018年4月号 目次

作者紹介

  • 新連載
    • 青山七恵 - 私の家

  • 小説
    • 小山内恵美子 - あなたの声わたしの声

    • 樺山三英 - 団地妻B

  • 特集:挑戦する現代作家たち

    • 評論
      • 岩川ありさ - 変わり身せよ、無名のもの──多和田葉子「献灯使」論

      • 阿部公彦 - 小川洋子の不安

      • 倉本さおり - うつし身の語り──星野智幸小論

      • 藤田直哉 - ブヨブヨのファシズム──吉村萬壱と現代文学の危機

      • 江南亜美子 - 社会の変化の胎動に耳をそばだてるひと──いとうせいこう論

      • 神谷達生 - 他者への想像力─小野正嗣論

      • 池田雄一 - 倒錯者Kの修行時代──羽田圭介論

      • 岡英里奈 - 聞こえない声を語り継ぐ──滝口悠生の「聞く」小説

    • 対談
      • 温又柔+都甲幸治 - 居場所を肯定する力

  • 追悼:石牟礼道子

    • 平松洋子 - 魂入れの振る舞いとして

    • 姜信子 - 雲の茜のかなしやなあ

    • 若松英輔 - 荘厳を証する者

    • 齋藤愼爾 - 泣きなが原幻視行──石牟礼道子さんを悼む

  • ひと
    • 柄本佑/聞き手・構成 編集部

  • 連載
    • 菅野昭正 - 小説と映画の世紀(2)

    • 中村佑子 - 私たちはここにいる──現代の母なる場所(2)

    • 佐々木敦 - アートートロジー(10)

    • 若松英輔 - 霧の彼方──須賀敦子(17)

    • 安藤礼二 - 列島祝祭論(21)

    • ホキ德田 - 優しい友へのレクイエム(23)

    • 横山悠太 - 唐詩和訓/Azumi - テアトル惑い/前野健太 - グラサン便り/長島有里枝 - こんな大人になりました/マリアム・タマリ - パレスチナの朝/小澤征良 - ひとすくいの時間

  • カラーグラビア
    • 柴田聡子 編(1)- こんなことしてていいのか日記

  • プレイヤード
    • 【演劇】

      『In This House〜最後の夜、最初の朝〜』 - 沢美也子

    • 【美術】

      オリジナルとコピーについて考える──《印紙曼荼羅図》と《至点》 - 保坂健二朗

    • 【映画】

      『馬を放つ』 - 越川芳明

    • 【本】
      • 鴻池留衣 - 読書日録
      • 中江有里 - 橋本治『九十八歳になった私』
      • 鴻巣友季子- 小川洋子『口笛の上手な白雪姫』
      • 陣野俊史 - 星野智幸『焔』
      • 原田ひ香 - 宮内悠介『ディレイ・エフェクト』
      • 藤井義允 - 鴻池留衣『ナイス・エイジ』

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