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「すばる」2017年10月号

 春見朔子「きみはコラージュ」。中学2年生の芙美と、23歳フリーターの茉莉。歳の離れた姉妹の関係は、姉が溺愛することで成り立っているように見えるが、実は芙美には秘密があり……。すばる文学賞受賞第一作。
 金石範「消された孤独」。Kはかつて「どん底」という屋台をしたことがあった。その動機の根を探るうちに記憶は最も辛かったある時代に繋がり……。
 特集「あの子の文学」。大人や世間の都合に振り回されつつ生き延びる「あの子」の物語が思い出させてくれるものは。海外翻訳短編は5本。アンダー・モンソン「残余」、訳と解説は柴田元幸。メアリー・ワトソン「ユングフラウ」、訳と解説は、くぼたのぞみ。鄭梨賢「ずうっと、夏」、訳と解説は斎藤真理子。ユハ・イトコネン「リミニ」、訳と解説は古市真由美。ルシア・ベルリン「星と聖人」、訳と解説は岸本佐知子。エッセイは、いしいしんじ、角田光代、角幡唯介、上村亮平、中島京子、中島たい子、蜂飼耳、藤野可織、道尾秀介、村田沙耶香の10人が執筆。鴻巣友季子は評論「雄々しい少女たちの冒険」を寄稿。気鋭の記者・ゴンサロ・ロブレドによる取材レポート「ガルシア=マルケスの子どもたち──ロンビアの和平合意」も掲載。
 インタビュー、リービ英雄「日本語の「ゴーイング・ネイティブ」」。聞き手は富岡幸一郎。デビュー作以来、一貫して追究されている「文体の問題」とは?
 ジャン=リュック・ステンメッツの、日本滞在から発想された作品「十月の日本」より三篇。訳・解説は中地義和。
 倉本さおり「〈どっちにもなれる〉時代の文学──温又柔論」。ひとつの言葉が複数の音を孕みうることを描く小説が呈示する、豊かさとしなやかさを考察する。

「すばる」2017.10月号

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「すばる」2017年10月号 目次

作者紹介

  • すばる文学賞受賞第一作
    • 春見朔子 - きみはコラージュ

  • 小説
    • 金石範 - 消された孤独

  • 特集:あの子の文学

    • 短編
      • アンダー・モンソン/柴田元幸 訳・解説 - 残余

      • メアリー・ワトソン/くぼたのぞみ 訳・解説 - ユングフラウ

      • 鄭梨賢/斎藤真理子 訳・解説 - ずうっと、夏

      • ユハ・イトコネン/古市真由美 訳・解説 - リミニ

      • ルシア・ベルリン/岸本佐知子 訳・解説 - 星と聖人

    • 評論
      • 鴻巣友季子 - 雄々しい少女たちの冒険

    • エッセイ
      • いしいしんじ/角田光代/角幡唯介/上村亮平/中島京子/中島たい子/蜂飼耳/藤野可織/道尾秀介/村田沙耶香

    • すばるeye
      • ゴンサロ・ロブレド - ガルシア=マルケスの子どもたち──コロンビアの和平合意

  • インタビュー
    • リービ英雄 - 日本語の「ゴーイング・ネイティブ」/聞き手 富岡幸一郎

    • ジャン=リュック・ステンメッツ - 「十月の日本」より三篇/中地義和 訳・解説

  • 評論
    • 倉本さおり - 〈どっちにもなれる〉時代の文学──温又柔論

  • シリーズ
    • 木村元彦 - 見えざる日本の難民(3)

  • エッセイ
    • 鴻池留衣 - 要請された視覚

    • 中野光月 - ヒロシマ、もうひとつの街

    • 松本健二 - 翻訳したいが現実的に無理

  • 連載
    • 佐々木敦 - アートートロジー(6)

    • 大澤真幸 - 三島由紀夫論(7)

    • 四方田犬彦 - 詩の約束(13)

    • 安藤礼二 - 列島祝祭論(15)

    • ホキ德田 - 優しい友へのレクイエム(19)

  • 西山敦子 - 食卓でエクリール/前野健太 - グラサン便り/長島有里枝 - こんな大人になりました/マリアム・タマリ - パレスチナの朝/小澤征良 - ひとすくいの時間

  • 第41回すばる文学賞二次予選通過作発表

  • カラーグラビア
    • 温又柔 編(1)- こんなことしてていいのか日記

  • プレイヤード
  • 【本】
    • 鈴木るみこ - 読書日録
    • 杉田俊介 - 上田岳弘『塔と重力』
    • 福嶋伸洋 - 海猫沢めろん『キッズファイヤー・ドットコム』
    • 神谷達生 - 古川真人『四時過ぎの船』
    • 佐久間文子 - 寺尾紗穂『あのころのパラオをさがして 日本統治下の南洋を生きた人々』

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