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「すばる」2017年7月号

 佐川光晴「日の出②」。1916年。徴兵から逃れ筑豊炭鉱に身を隠す清作。鍛冶職人として独り立ちしたのもつかの間、恩人・幸三郎が現れ、ある計画に巻き込まれる。
 小山内恵美子「図書室のオオトカゲ」。何をやってもうまくいかず要領の悪い「わたし」。勤務先に突然、オオトカゲが現れた。その存在に次第に慣れてきたある日、衝撃的なシーンを目撃する。
 特集「詩のあるところ」。最果タヒ×今日マチ子の往復コラボは、二人が詩と漫画のあいだでイメージを交わしあう。インタビュー&実作「詩情のゆくえ、詩作のいしずえ」では、80〜90年代に生まれた実作者たちに詩を紡ぐ理由を聞く。登場するのは詩人の文月悠光、暁方ミセイ、岡本啓、シンガーソングライターの柴田聡子、落語家の笑福亭智丸、映画監督の中川龍太郎、書き下ろしの詩も掲載。海外詩人紹介、柴田元幸は「二十一世紀のベトナム系ホイットマン」と形容する詩人のバオ・フィーを、松永美穂は朗読パフォーマンスでも注目されるドイツの詩人ノラ・ゴムリンガーを、竹内新は非正規雇用の労働者を描いた『女工記』が話題の中国の女性詩人・鄭小瓊を、小野正嗣はフランス人の父とルワンダ人の母を持ち、ラッパーとして成功を収めたガエル・ファイユの詩を翻訳、解説。「わたしの詩の読み方」では、くぼたのぞみが「たそ、かれ、ボードレール」、横山悠太が「唐詩和訓」を寄稿。前野健太はグラサン便りスペシャル「詩人に激突しに行く」でルポを敢行。
 池澤夏樹+辻原登+湯川豊+尾崎真理子による座談会「旅する人の旅の本」。旅を原動力に作品を書き、本を読んできた四人が、旅の本について語り合う。

「すばる」2017.7月号

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「すばる」2017年7月号 目次

作者紹介

  • 小説
    • 佐川光晴 - 日の出(2)

    • 小山内恵美子 - 図書室のオオトカゲ

  • 特集:詩のあるところ

    • 往復コラボ
      • 最果タヒ(詩)×今日マチ子(漫画)

    • インタビュー&実作

      詩情のゆくえ、詩作のいしずえ

      • 文月悠光/暁方ミセイ/岡本啓/柴田聡子/笑福亭智丸/中川龍太郎

    • 海外詩人紹介
      • バオ・フィー×柴田元幸 訳・解説

      • ノラ・ゴムリンガー×松永美穂 訳・解説

      • 鄭小瓊×竹内新 訳・解説

      • ガエル・ファイユ×小野正嗣

    • わたしの詩の読み方
      • くぼたのぞみ - たそ、かれ、ボードレール

      • 横山悠太 訳・解説 - 唐詩和訓

    • グラサン便り スペシャル
      • 前野健太 - 詩人に激突しに行く

  • 座談会
    • 池澤夏樹+辻原登+湯川豊+尾崎真理子 - 旅する人の旅の本

  • エッセイ
    • 古川真人 -「正解」とは違う場所

    • 西川啓 - 宮沢賢治の恋

    • 阿部裕介 - ライ麦畑にかこまれて

  • 連載
    • 恩田陸 - 鈍色幻視行(40)

    • 佐々木敦 - アートートロジー(3)

    • 大澤真幸 - 三島由紀夫論(5)

    • 野崎歓 - 井伏鱒二論(7)

    • 若松英輔 - 霧の彼方──須賀敦子(9)

    • 四方田犬彦 - 詩の約束(10)

    • 安藤礼二 - 列島祝祭論(12)

    • ホキ德田 - 優しい友へのレクイエム(16)

  • 中村佑子 - 食卓でエクリール/長島有里枝 - こんな大人になりました/マリアム・タマリ - パレスチナの朝/小澤征良 - ひとすくいの時間

  • カラーグラビア
    • 田中慎弥 編(1)- こんなことしてていいのか日記

  • プレイヤード
    • 【演劇】

      『怒りをこめてふり返れ』 - 沢美也子

    • 【美術】

      「ファッションとアート 麗しき東西交流」 - 金沢百枝

    • 【映画】

      『静かなる情熱 エミリ・ディキンスン』 - 越川芳明

    • 【本】
      • 小山田浩子 - 読書日録
      • 谷崎由依 - 松浦理英子『最愛の子ども』
      • 荻上チキ - いとうせいこう『どんぶらこ』
      • 倉本さおり - 古川日出男『平家物語 犬王の巻』
      • 沼野充義 - 加藤典洋『敗者の想像力』
      • 矢野利裕 - 東浩紀『ゲンロン0 観光客の哲学』
      • 藤沢周 - 浜崎洋介『反戦後論』

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