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「すばる」2016年4月号

 椎名誠「おっさんのタカラモノ」。秋になると解体に入る、海の家……そこはシーナ少年たちにとって絶好の「タンケン」場所だった。
 玄侑宗久「聖夜」。福島にある寺の住職・玄堂と妻は、車で30分ほどのN温泉へ。クリスマス・イヴの浴場に、客はまったくいない。「除染」などの問題に揺れるこの地の「聖なる夜」に、二人は思いを巡らす。
 吉村萬壱「夢をクウバク」。娘の憂の身体の傷に気づいた和子。娘はターゲットになっているのではないか。不安を抱える家族はスーパーであるものを目にするのだが……。
 周防柳「椿説とりかへばや物語」。左大臣の娘・瑪珠穫は学問や馬術に優れ、息子・多武三郎は和歌や琴に秀でている。男と女の心が入れ違っている二人は、その後……。
 小林エリカ「宝石」。家族で温泉旅行に出かけた私。ある不死の男と寝るとどんな病も治る、という都市伝説の話が飛び出して……。
 ミハイル・ゴルバチョフ インタビュー「失われた世界の正義、そしてこれから」。「冷戦」後も、世界では紛争が絶えない。あの大きな変革に取り組んだ当時のソ連のリーダーは今、何を想うのか。ロシア文学者・亀山郁夫が人間ゴルバチョフに迫る。
 金石範+小森陽一、対談「『火山島』の“最現在”」。「四・三事件」を描いた金石範『火山島』が2015年秋に復刊。また韓国で全篇翻訳、刊行された。なぜいま『火山島』なのか? 時代の「必然」を解明する対談。
 リービ英雄+東山彰良、対談「日本語小説の場所としての「台湾」」。幼少期を過ごした台中を52年ぶりに訪れた体験を綴った『模範郷』を3月25日に上梓するリービ氏と、2015年に『流』で直木賞を受賞した東山氏が、「台湾を書くこと」について語る。
 奥泉光+いとうせいこう『文芸漫談』では、尾崎翠『第七官界彷徨』を読み解く!

「すばる」2016.4月号

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「すばる」2016年4月号 目次

作者紹介

  • 小説
    • おっさんのタカラモノ - 椎名誠

    • 聖夜 - 玄侑宗久

    • 夢をクウバク - 吉村萬壱

    • 椿説とりかへばや物語 - 周防柳

    • 宝石 - 小林エリカ

  • 対談
    • 『火山島』の“最現在” - 金石範+小森陽一

    • 日本語小説の場所としての「台湾」 - リービ英雄+東山彰良

  • 文芸漫談シーズン4(17)

    • 尾崎翠『第七官界彷徨』を読む - 奥泉光+いとうせいこう

  • シリーズ
    • 朝鮮高校サッカー部を辿る旅(特別篇) - 木村元彦

  • インタビュー ミハイル・ゴルバチョフ

    • 失われた世界の正義、そしてこれから - 聞き手/亀山郁夫

  • 追悼 津島佑子

    • 約束 - 星野智幸

  • 評論
    • 『あるいは修羅の十億年』考──現実を更新し、自らも更新していく物語 - 倉本さおり

  • すばるクリティーク
    • 宮崎駿の「折り返し点」──『もののけ姫』論前哨 - 杉田俊介

  • ひと
    • 二階堂ふみ - 聞き手・構成/編集部

    • ウェイン・ワン - 聞き手・構成/編集部

  • 新連載
    • 優しい友へのレクイエム - ホキ德田

  • 連載
    • 未老人ノート(7) - 青野聰

    • 蠕動で渉れ、汚泥の川を(17) - 西村賢太

    • ニッポン零年(2) - 赤川次郎

    • ハーフ・ブリード 混合体の群島(9) - 今福龍太

  • グラサン便り - 前野健太/こんな大人になりました - 長島有里枝/パレスチナの朝 - マリアム・タマリ/ひとすくいの時間 - 小澤征良

  • カラーグラビア
    • こんなことしてていいのか日記 滝口悠生 編(1)

  • プレイヤード
    • 【演劇】

      『二人だけの芝居──クレアとフェリース──』 - 沢美也子

    • 【美術】

      井上有一の大回顧展 - 保坂健二朗

    • 【映画】

      『ボーダーライン』 - 越川芳明

    • 【本】
      • 読書日録 - 大竹昭子
      • 堀江敏幸『その姿の消し方』 - 川村文重
      • 桐野夏生『バラカ』 - 佐久間文子
      • 松波太郎『ホモサピエンスの瞬間』 - 清水良典
      • 上田岳弘『異郷の友人』 - 佐藤康智
      • 沼野充義『チェーホフ──七分の絶望と三分の希望』 - 毛利公美
      • 岸本佐知子・三浦しをん・吉田篤弘・吉田浩美『『罪と罰』を読まない』 - 鈴木正美
    • ザ☆すばる望遠鏡
      • “親愛なるホテル”のつくりかた──山の上ホテル訪問記

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