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「すばる」2014年2月号

 橋本治、短期集中掲載「結婚」。倫子はかつての恋人、白戸と再会。彼は3ヶ月前に結婚したが、もう離婚をするという。親友・花蓮の結婚も決まり、倫子の胸中は……。
 金石範「地の底から」。四・三事件が暗い影を落とす済州島。事件から59年後、在日の作家・金一潭は、発掘調査の進む虐殺現場跡に立っていた……。金石範渾身の、問題作。
 木村友祐「ひのもとのまなか」。東京を離れ郷里・八戸に帰ることを決めた利文。新幹線の車中で脳裏に甦るのは、上京したばかりの頃のこと。そして学生時代につきあった同郷のちさとのことを思い出している内に……。
 瀬戸内寂聴の掌編「ノラの出奔」も、お見逃しなく!!
 安藤礼二「「神秘哲学」から空海へ――井筒俊彦の未来」。今年、生誕百年を迎える井筒俊彦。井筒の『神秘哲学』の分析から、空海の思想との交点を読み取る。
 栗原裕一郎「慎太郎と龍――日本への「嫌悪」とその行方」。『石原慎太郎を読んでみた』(豊﨑由美氏と共著)が話題の栗原裕一郎の、石原慎太郎論。慎太郎に似ているのは村上龍? センセーショナルなデビューだけではない本質的な類似を突く、注目の評論。
 海外作家シリーズ11はアメリカの作家ウィリアム・ギャディス。言葉の職人の快作を、木原善彦の訳と解説で。
「追悼 辻井喬」。昨年11月25日に逝去された辻井喬氏を偲んで、中沢けい、成田龍一、鈴村和成が寄稿。「多面体」としてかがやく辻井氏の素顔、辻井氏が残したものとは……。

「すばる」2014.2月号

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「すばる」2014年2月号 目次

作者紹介

  • 小説
    • 結婚(短期集中掲載) - 橋本治

    • 地の底から - 金石範

    • ひのもとのまなか - 木村友祐

    • 安川さんの教室 - 中原文夫

  • 掌編
    • ノラの出奔 - 瀬戸内寂聴

  • すばるクリティーク
    • 「神秘哲学」から空海へ──井筒俊彦の未来 - 安藤礼二

    • 慎太郎と龍──日本への「嫌悪」とその行方 - 栗原裕一郎

  • 評論
    • 清水博子論──「書くこと」を書く、その先のこと - 陣野俊史

  • すばる海外作家シリーズ11
    • シチルク対タタマウント村他裁判 ヴァージニア州南地区合衆国地方裁判所一〇五 - 八七号 - ウィリアム・ギャディス/木原善彦 訳・解説

  • インタビュー マリア・コダマ

    • ボルヘスと私と日本人の父と - 聞き手・翻訳/高木佳奈 翻訳校閲/柳原孝敦

  • 追悼 辻井喬

    • 辻井喬という名乗り - 中沢けい

    • 辻井喬さんと中国とのこと - 成田龍一

    • 業を背負った人 - 鈴村和成

  • エッセイ
    • きらきらキューティクルの罠 - 髙橋陽子

    • 泡- 上田岳弘

  • 連載
    • よはひ(10) - いしいしんじ

    • 教団X(21) - 中村文則

    • 東京零年(23) - 赤川次郎

    • 竹富島の宇宙(7) - 森まゆみ

    • 「誤配」された恋人たち(8) - 石原千秋

    • 犬たちの肖像(9) - 四方田犬彦

    • となりのロボット - 岡田美智男/こんな大人になりました - 長島有里枝/鏡のまえで - 青野聰/パレスチナの朝 - マリアム・タマリ/ひとすくいの時間 - 小澤征良

  • カラーグラビア
    • 旅ときりぎりす(14) - 管啓次郎

  • プレイヤード
    • 【演劇】

      『もっと泣いてよフラッパー』 - 沢美也子

    • 【美術】

      吉村順三と三里塚教会と建築展 - 保坂健二朗

    • 【映画】

      『フォンターナ広場 イタリアの陰謀』 - 野崎歓

    • 【本】
      • 読書日録 - 松永美穂
      • 髙樹のぶ子『香夜』 - 山本圭子
      • いとうせいこう『存在しない小説』 - 豊﨑由美

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