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「すばる」2013年2月号

 辺見庸の中編「青い花」。戦時下の暗い道を男がさすらう。上空を飛び交う「殲‐35」戦闘機。無数の監視カメラ。男の想いは先の大戦や、津波に襲われた郷里をさまよい……。
 日和聡子「塵界雪達磨」。雪だるまの「もずら氏」の絵本を子どもたちに読み聞かせる弥小美は、ある夜、切ない記憶を蘇らせ……。
 瀬川深「目の中の水」。水没する東京を夢想する男の身に起こった奇妙な出来事を描きます。
 瀬戸内寂聴の掌編小説「許婚者(いいなずけ)」も見逃せません。
「一九八九年の丸山眞男」は、当時おこなわれた約2時間にわたるインタビューの載録。憲法と民主主義についての丸山眞男の熱い語り口は、衆院選後の今読むと、その一言一言が時を超えて迫ってきます。
 柴田元幸+管啓次郎+ジェフリー・アングルス鼎談「翻訳という怪物」。翻訳とは何か? 熱い議論が繰り広げられます。同じテクストの、三人による「競訳」も掲載。
 中沢新一の連載「赤から緑へ(2)」。資本主義をがん化(増殖)させる原動力「言語」の魔力とは?
 奥泉光+いとうせいこう「文芸漫談」は“言文一致”の扉を開いた二葉亭四迷『浮雲』を読み解きます!!

「すばる」2013.2月号

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「すばる」2013年2月号 目次

作者紹介

  • 小説
    • 青い花 - 辺見庸

    • 塵界雪達磨 - 日和聡子

    • 目の中の水 - 瀬川深

  • 掌編
    • 許婚者 - 瀬戸内寂聴

  • 鼎談
    • 翻訳という怪物 - 柴田元幸+管啓次郎+ジェフリー・アングルス

  • 連載第二回
    • 赤から緑へ - 中沢新一

  • 文芸漫談シーズン4(5)
    • 二葉亭四迷『浮雲』を読む - 奥泉光+いとうせいこう

  • ひと
    • 伊坂幸太郎 - 聞き手・構成/鈴木みずほ

                
    • アン・リー - 聞き手・構成/立田敦子

                
    • 伊藤洋志 - 聞き手・構成/編集部

                
  • 未発表インタビュー
    • 一九八九年の丸山眞男 - 聞き手・構成/増子信一

    • 戦後民主主義の原点としての人民主権 - 清水靖久

  •   
  • 連載
    • 東京自叙伝(3) - 奥泉光

    • ジ、エクストリーム、スキヤキ(6) - 前田司郎

    • 教団X(10) - 中村文則

    • 東京零年(11) - 赤川次郎

    • めぐり糸(16) - 青山七恵

    • ホームメイキング同好会(18) - 藤野千夜

    • もの言うイタリア(8) - 内田洋子

    • こんな大人になりました - 長島有里枝/出会い〜ディーダル〜 - シリン・ネザマフィ/鏡のまえで - 青野聰/パレスチナの朝 - マリアム・タマリ/ひとすくいの時間 - 小澤征良

  • エッセイ
    • 若松孝二は手を汚す - 柳下毅一郎

    • 〈弱さ〉の復権 - 岡田美智男

  • カラーグラビア

    旅ときりぎりす(2) - 管啓次郎

  • カバーコラボ

    そそぐ - 平野啓一郎×清川あさみ

  • プレイヤード
    • 【演劇】

      『テイキング サイド』 - 沢美也子

    • 【美術】

      日本・オブジェ 1920-70年代 断章 - 保坂健二朗

    • 【映画】

      『二郎は鮨の夢を見る』 - 野崎歓

    • 【本】

      読書日録 - 阿部和重

      • 吉田修一『路』 - 温又柔
      • 平野啓一郎『空白を満たしなさい』 - 楜沢健
      • ロベルト・ボラーニョ『2666』 - 越川芳明
      • 渡部直己『日本小説技術史』 - 福永信

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